令和3年9月16日
会員 各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 木平 健治
学術委員会 委員長 島田 美樹
令和2年度学術第2小委員会委員長 高井 靖



「心不全緩和ケアの薬剤業務に関する進め方」
「心不全緩和ケアの薬剤業務に関する事例集」の公表について



 平素より、日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、超高齢社会を迎え心疾患の中でも心不全患者数は増加しています。心不全の予防と治療には種々のガイドラインで推奨される薬剤が使用されますが、終末期に緩和ケアが全体のケアの中で大きな比重を占めうる段階でのこれら薬剤使用のエビデンスは乏しく、具体的な記載がなされておりませんでした。2018年の厚生労働省「循環器疾患の患者に対する緩和ケア提供体制のあり方について」では、がん患者の緩和ケアにおいて使用される薬物療法を、心不全患者に対して使用する際には、適切な投与量の違い、また有効ではない薬物療法も存在するなどの相違点に留意し、相違点に対する科学的知見を集積する必要がある、と記載されています。ところが、心不全緩和ケアにおいて薬剤師は何をすべきなのか、指針となるものがなく、各施設が試行錯誤を重ねながら取組んでいるのが現状です。
 この度、学術小委員会では、具体的な薬剤師の業務内容について議論を重ね、「心不全緩和ケアの薬剤業務に関する進め方」を作成いたしました。
 さらに、薬剤師が心不全多職種チーム医療の一員として活動する際に参考となるよう、「心不全緩和ケアの薬剤業務に関する事例集」を作成しました。
 本事例を通じて、心不全緩和ケアに対する薬剤師の取り組みや薬剤投与を通じた処方提案など、会員の皆様の業務の参考になれば幸いです。










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