厚生労働省チーム医療推進会議及びチーム医療推進方策検討ワーキンググループは、平成23年6月にチーム医療を推進するための具体的な方策について「チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集」を取り纏めました。この事例集には、薬剤師がチーム医療の中で積極的に取り組む事例が数多く盛り込まれており、病棟や手術室、外来化学療法室など各種チームによる様々な取り組みが医療の質や安全性の向上に貢献することが報告されています。
しかし、さらに様々な場面で薬剤師がチーム医療に積極的に貢献しているのでその全体像を明らかにしたいと考えております。日本病院薬剤師会としても、平成22年4月30日付け厚生労働省医政局通知「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」に示された業務及びそれ以外で医療に貢献している事例全体を収集することにいたしました。
薬剤業務委員会では昨年度もほぼ同様の情報収集を行いましたが、今回は厚生労働省が報告している事例集の型式に本報告書の型式を合わせ、薬剤師の役割だけでなく、他職種の役割等の記載も必要となりますので、各施設におかれましては、再度チーム医療の具体的実践事例収集に積極的にご協力くださいますようお願い申し上げます。
なお、お送り(入力)いただいた事例を薬剤業務委員会で検討して事例集として取り纏め、パンフレット等で公開するとともに、これらの先進的取り組みを全国に普及させることを目的として、ホームページ等での公開を予定しております。
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