骨粗鬆症等の治療(経口剤)や悪性腫瘍時の高カルシウム血症等の治療(注射剤)には、ビスホスホネート系薬剤(以下「BP製剤」)が使用されております。このBP製剤は、投与時に顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがあります。
また、BP製剤の使用上の注意の「重要な基本的注意」の項には、「顎骨壊死・顎骨骨髄炎として報告された症例の多くが抜歯等の顎骨に対する侵襲的な歯科処置や局所感染に関連して発現している」と記載されています。(別添1・別添2)
このため、BP製剤を製造販売する製薬企業は、本剤の投与による「顎骨壊死・顎骨骨髄炎」の発現を可能な限り未然に防止するため、BP製剤に係る「患者カード」(別添3)を作成し、BP製剤を使用している医療機関及び保険薬局に配布するとともに、本剤の投与を受けている患者には、歯科・口腔外科を受診する際は、このカードを提示するよう依頼しております。
なお、ビスホスホネート系薬剤は別添4に一覧表として示しましたので、参考として下さい。
会員各位は、別添1及び2の「使用上の注意改訂のお知らせ」、別添3の「患者カード」をご覧いただき医師、薬剤師等の関係者に情報提供し、ビスホスホネート系薬剤の適正使用に務めていただくようお願するとともに、「患者カード」についても周知していただくようお願いします。