平素より日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り御礼申し上げます。
さて、平成24年度診療報酬改定では、薬剤師が病棟で薬物療法の有効性、安全性の向上に資する業務を実施することが評価され、入院基本料の加算として病棟薬剤業務実施加算が新設されました。この加算では、薬剤師がより積極的にチーム医療に参加し、薬物療法の有効性、安全性の向上、医薬品安全使用への貢献、医師等の業務負担軽減等で成果を出すことが求められています。
しかし、精神科病棟における病棟薬剤業務実施加算は、一般病棟とは異なり入院日から起算して4週を限度として算定することが可能との制限が設けられました。
日本病院薬剤師会と致しましては、精神科病棟においても入院期間を問わず、薬剤師が積極的にチーム医療に参加することが必要であり、その結果として、質の高い、安全な薬物療法の提供と、医療スタッフの業務負担軽減等に貢献できると考えています。そこで、精神科病院委員会では、入院日から5週目以降の病棟薬剤業務の必要性を検証するため、「精神科病棟における病棟薬剤業務に関する調査」を実施することに致しました。
つきましては、本調査の趣旨をご理解いただき、多くの御施設にご協力頂けますようよろしくお願い申し上げます。