厚生労働省は、平成25年11月1日付で、ファイザー株式会社の沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン『プレベナー13水性懸濁注』を定期接種対象ワクチンに指定しました。
これは、厚生労働省健康局長通知(平成25年9月11日付)「予防接種施行規則及び予防接種実施規則の一部を改正する省令の施行等について」(別添1)によるものであります。
一方、ファイザー株式会社では、『プレベナー13水性懸濁注』を11月1日より定期接種ワクチンとして接種できるよう、平成25年10月28日から発売しております。
これに伴い、沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン『プレベナー水性懸濁皮下注 (以下、PCV7と省略)』は、現在、任意接種対象ワクチンとなっておりますので、両剤の取り違え、誤接種には十分ご留意くださるようお願いいたします。
なお、ファイザー株式会社の担当部門によるとPCV7に関しては、『プレベナー13水性懸濁注』との取り違え、誤接種防止の観点から、11月中旬迄を目途に、現在、医療機関等からの積極的な引き上げ (返品受付) を行っていると聞いております。
また、医療機関内(病棟、外来等)にPCV7の在庫があることが判明した際は、取引卸業者に早期の引き上げを依頼するなどの対応が必要と考えます。
会員におかれましては、別添1の「厚生労働省健康局長通知」、別添2の『13価小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー13」の発売・定期接種化に関するご案内』、別添3の『包装比較リーフ (PCV7とプレベナー13の取り違えにご注意ください)』、別添4の『使用上の注意』をご覧戴き、医師及び薬剤師等の関係者に情報提供するとともに、『プレベナー13水性懸濁注』の適正使用に努めて戴くようお願いいたします。