厚生労働省保険局より、平成26年9月5日付で通知「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱について」が出されました。
本通知は、9月5日開催の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会において、1成分3品目について追加された効能・効果及び用法・用量が、9月5日より保険適用が可能となったことを示すものです。
一般名 | 新たに保険適応が認められた適応等 |
オキサリプラチン |
[追記される予定の効能・効果]
治癒切除不能な進行・再発の胃癌
[追記される予定の効能・効果に関連する使用上の注意]
治癒切除不能な進行・再発胃癌に対して本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。
[変更後の用法・用量(予定)]
1.治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌及び結腸癌における術後補助化学療法にはA法又はB法を、治癒切除不能な膵癌にはA法を、治癒切除不能な進行・再発の胃癌にはB法を使用する。なお、患者の状態により適宜減量する。
A法:他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはオキサリプラチンとして85mg/m2(体表面積)を1日1回静脈内に2時間で点滴投与し、少なくとも13日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
B法:他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはオキサリプラチンとして130mg/m2(体表面積)を1日1回静脈内に2時間で点滴投与し、少なくとも20日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
2.本剤を5%ブドウ糖注射液に注入し、250〜500mLとして、静脈内に点滴投与する。
※ 追記予定は下線部
|
会員各位は、本通知をご覧いただき、関係者に情報提供するとともに周知していただきますようお願い申し上げます。