日本病院薬剤師会学術第8小委員会は「周術期患者の薬学的管理と手術室における薬剤師業務に関する調査・研究」をテーマに、平成26 年度に編成されました。
平成24年度に新設されました病棟薬剤業務実施加算により薬剤師による周術期患者の術後薬学的管理介入報告は年々増加傾向にあります。術前管理につきましても抗血小板薬等による出血リスク評価のみならず、月経困難症治療薬による血栓症リスク評価等包括的な薬学的管理介入報告がなされているところにあります。
一方、手術室における薬剤師業務に関しましては、医薬品管理業務の範疇でとどまっていることが現状であり、患者を中心とした薬学的管理介入報告は諸外国含めほとんど報告がございません。我々薬剤師にとって医師等負担軽減に留まらず、医療安全、薬物療法の質向上に寄与していかなければなりません。
どの医療機関においても周術期患者の薬学的管理は行われるべきであり、業務の標準化が必要となります。そこで、日本病院薬剤師会の会員施設を対象に周術期患者の薬学的管理と手術室における薬剤師業務に関する医療機関の現状を教えていただきたいと考えました。本アンケート結果を参考にして、関連団体との適切な協力関係も検討していきたいと考えております。ご協力をお願いします。
お忙しい中、大変恐縮ですが、下記よりワークシートをダウンロードし、ご回答を準備いただき、2月28日(土)までに同インターネットサイトに直接ご入力くださいますようお願い致します。また、アンケートは「施設基本情報」、「意識調査」、「実態調査」の3部構成となっておりますが、「意識調査」のみは薬剤部(科)長もしくは準じる方によるご回答をお願いします(他の項目は適切な担当者の方の回答で構いません)。
なお、本アンケートの結果は、適切な学会で報告するとともに、日本病院薬剤師会雑誌等にて報告させていただく予定としておりますが、施設名、個人が特定できる形での公表はいたしません。