厚生労働省は、平成27年10月20日付で医薬・生活衛生局安全対策課長から日本製薬団体連合会安全性委員会委員長宛に「使用上の注意」の改訂(別添)を通知しました。
この通知は、本通知の別紙1から別紙6に掲載した品目について、「副作用」の「重大な副作用」、「慎重投与」、「重要な基本的注意」等の項における使用上の注意を改訂するよう指導したものです。
会員におかれましては、別添の「使用上の注意」の改訂について(通知)をご覧戴き、医師及び薬剤師等の関係者に情報提供するとともに周知して戴き、当該医薬品の適正使用に努めて戴くようお願いします。
今回の改訂指示の中の酸化マグネシウムによる「高マグネシウム血症」については、平成20年9月に「使用上の注意」の改訂が行われ、注意喚起がなされものの、その後も同様の副作用が報告されており、高齢者では重篤な転帰をたどる例も報告されたことから、高齢者には慎重に投与するとともに、高マグネシウム血症の初期症状などを患者に指導するよう、今般再度「使用上の注意」が改訂されたものです。同剤は、繁用される薬剤でもあることから、今回の改訂点について、幅広い診療科に対して十分な情報提供と周知をお願いします。
【参考】
本件に関して、製薬企業からの医薬品の適正使用等に関するお知らせを、医薬品医療機器総合機構が下記URLにて提供しておりますので、併せてご参照ください。
http://www.pmda.go.jp/files/000207871.pdf
今回の通知で示された医薬品(一般名)の商品名等を別添としてまとめましたので参考として下さい。