平成22年1月に発表された「内服薬処方せん記載の在り方検討会報告書」において、標準用法マスタを作成することが述べられております。標準用法マスタを作成するためには、まず、用語を定めること及びそれらを電子カルテ等の情報システムに実装するためのマスタ化が必要であり、前者については(公社)日本薬剤師会及び(一社)日本病院薬剤師会が、後者については医療情報学会が役割分担をすることとなっております。
これに従い平成23年9月に「内服薬、外用薬に関する標準用法用語集(第1版)」が公開され、本用語集を基に日本医療情報学会がそのマスタ化を行い、「標準用法マスタのJAMI標準」が制定されております。
昨年、従来の標準用法用語集に内服薬・外用薬についての用法用語の見直し及び注射薬に関する用法用語を追加することとなり、「標準用法用語集第2版(案)」が作成されました。第2版においては、第1版の見直しに加えて在宅医療の現場での利用も念頭に、注射部位や手技、施術者等についての用語が追加されています。その後パブコメの募集が実施され、そこで出された意見を参考に最終的に「標準用法用語集(第2版)」が作成されました。
第2版につきましても、前回同様、医療情報学会によりマスタ化が図られることになります。
尚、新たな用語の追加等、用語集に関するご意見は youhou@jshp.or.jp 宛に、メールにてお願いします。
会員各位におかれましては、別添の「標準用法用語集(第2版)」をご覧いただき、関係者に情報提供するとともに周知していただきますようお願いします。