平成28年8月1日
会員 各位

一般社団法人 日本病院薬剤師会




上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤を投与する際の
間質性肺疾患に関する留意点について(依頼)



 平成28年7月22日付で、厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長から、会長宛に「上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤(以下「EGFR-TKI」という。)(注)を投与する際の間質性肺疾患に関する留意点について(依頼)」(別添)を受理いたしました。
 本通知に示されているとおり、会員に以下の点について周知の依頼がありました。

  1. EGFR-TKIはいずれも、間質性肺疾患のある患者又はその既往歴のある患者には慎重投与とされていることから、EGFR-TKI投与にあたっては、投与前に間質性肺疾患又はその既往歴を確認するとともに、投与中は十分な注意と経過観察を行っていただき、適正使用いただきますようお願いいたします。

  2. EGFR-TKI投与後に間質性肺疾患が現れた場合には、当該患者の二ボルマブ(遺伝子組換え)等の前治療歴も含めた副作用情報の収集にご協力いただきますようお願いいたします。

 会員におかれましては、別添をご覧戴き、医師及び薬剤師等に情報提供するとともに周知していただき、同製剤の適正使用に努めていただきますようお願いいたします。


(注)EGFR-TKI: ゲフィチニブ、エルロチニブ塩酸塩、アファチニブマレイン酸塩、オシメルチニブメシル酸塩








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