平成27年12月1日
会員 各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会



公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱いについて
(平成28年11月24日付厚生労働省保険局医療課長通知)



 厚生労働省保険局より、平成28年11月24日付で通知「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱いについて」が出されました。
 本通知は、11月24日開催の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において、2成分2品目について追加された効能・効果及び用法・用量が11月24日より保険適用が可能となったことを示すものです。

一般名
新たに保険適応が認められた適応等
オセルタミビルリン酸
[追記される予定の用法・用量]
1.治療に用いる場合
(2)小児
通常、オセルタミビルとして以下の1回用量を1日2回、5日間、用時懸濁して経口投与する。ただし、1回最高用量はオセルタミビルとして75mgとする。
幼小児の場合:2mg/kg(ドライシロップ剤として66.7mg/kg)
新生児、乳児の場合:3mg/kg(ドライシロップ剤として100mg/kg)
乾燥濃縮人C1-インアクチベーター
[追記される予定の効能・効果]
遺伝性血管性浮腫の急性発作
侵襲を伴う処置による遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制
[追記される予定の用法・用量]
本剤を添付の日局注射用水全量で徐々に溶解し、直接静注するか、点滴静注する。直接静注の場合は、緩徐に行う。
遺伝性血管性浮腫の急性発作
通常、成人には1,000〜1,500国際単位を投与する。本剤投与後、数時間以内に効果の発現が認められないか、あるいは、不十分な場合には、500〜1,000国際単位を追加投与する。また、24時間後でも症状の改善が不十分な場合には、その症状に応じて繰り返し投与する。
侵襲を伴う処置による遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制
通常、成人には侵襲を伴う処置前の6時間以内に1,000〜1,500国際単位を投与する。
[追記される予定の注意事項]
遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症は本剤投与により完全に抑制されるものではなく、処置中及び処置後も患者の状態を慎重に観察することに関する注意事項。


 会員各位は、本通知をご覧いただき、関係者に情報提供するとともに周知していただきますようお願い申し上げます。








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