厚生労働省は、平成28年12月27日付で医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課長名で麻薬生産者協会長宛に「あへん供給確保事業の終了について」(別紙)を通知しました。
国内で製造するあへん系麻薬については、あへんから精製したモルヒネ等を原料とすることとしていたため、あへん法に基づき、あへんを輸入し、供給が行われてきました.。近年日本以外では、けしがら濃縮物(CPS)を原料としてあへん系麻薬を製造することが一般的となっていることから、平成32年度を目処にあへんの輸入を終了することとし、以降はCPSなどを原料としてあへん系麻薬の製造を行うことになりました。
この通知は、あへん供給確保事業の終了に伴い、現在あへんを出発原料として製造されている医薬品については、今後5年程度でけしがら濃縮物(CPS)などの代替原料からの製造に切り替えを図るとともに、あへんからしか製造することができない一部の製剤については、製造を中止することになることを、会員に対して周知するよう依頼したものです。
会員におかれましては、別添の通知「あへん供給確保事業の終了について」をご覧いただき、医師及び薬剤師等の関係者に情報提供するとともに周知していただくようお願いいたします。