平成31年2月1日
会員 各位


一般社団法人 日本病院薬剤師会
学術委員会委員長 島田 美樹
医療上必要な薬剤の市販化に向けた調査検討会委員長 渡邉 享平



 平素より日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り御礼申し上げます。
 現在、多くの医薬品が供給されておりますが、多様な病態および患者ニーズに対して市販品だけでは決して十分とはいえず、医療現場では院内製剤、適応外使用、未承認薬などで対応せざるを得ない状況が少なくありません。このような問題を解消しうる薬剤が承認・保険適用となれば、患者のみならず医療スタッフに対する恩恵は非常に大きいと考えられます。
 医療上必要な薬剤の市販化に向けた調査検討会(以下、本検討会)では、会員の先生方のご意見をいただき、医療現場が必要とする薬剤の調査・研究を主なテーマとして活動を続けてきました。その結果をもとに製薬企業や行政当局に働きかけ、これまでプレフィルドシリンジタイプヘパリン生食液、ジゴキシン0.125mg錠等の半量含量製剤、無水エタノール注射剤、イベルメクチン、抗がん剤の大容量規格注射剤、メトロニダゾール外用剤などを市販化に導くことができ、先生方のお手元にも届いていることと思います。
 今回、本検討会では、医療現場において市販化のニーズ・必要性の高い薬剤を把握することを目的に全国調査を企画しました。多くのご要望を収集するために調剤室、製剤室、病棟など薬剤部および院内各部署ご担当の先生方より広くお答えいただけたら幸いです。
 なお、ご回答は個人ごとにお願いいたします。数に制限はございません。現在、調剤もしくは病棟業務における問題や状況を改善させるため、「こんな製剤・剤形があったら便利だろうな!」と思うものがありましたら是非ともご回答ください。業務の効率化、医療安全の向上、医療経費の削減に向けた医薬品の市販化に協力をお願いします。


アンケートは、こちらから


 ご回答いただいた内容は、本検討会にて集計後、更なる検討を進めるための資料とさせていただくとともに、日病薬雑誌や関連学会等で公開し、行政や製薬企業団体等への要望の際に使用する可能性があります。
 なお、誠に勝手とは存じますが、平成31年4月30日(火)を(1回目)、令和元年8月31日(2回目)、12月31日(3回目(最終))を締め切りとさせていただきます。
 ご多忙中誠に恐縮ですが、本アンケート調査の趣旨をご理解を頂き、多数のご意見・ご協力をお願い申し上げます。


〈本アンケートに関するご質問・連絡先〉
福井大学医学部附属病院 医学研究支援センター/薬剤部 渡邉 享平
Tel: 0776-61-8111
E-mail: kyohei@u-fukui.ac.jp







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