令和元年6月6日
会員 各位


一般社団法人 日本病院薬剤師会
学術第2小委員会 委員長 江角 悟



令和元年度学術第2小委員会
「ベンゾジアゼピン系薬剤の投与量変更患者に対する症状評価に関するアンケート」
ご協力のお願い




 平素より日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り御礼申し上げます。
 日本病院薬剤師会学術第2小委員会では「薬剤師による向精神薬処方患者における症状評価の実態調査と阻害因子の検討」をテーマに調査・研究を行っております。
 この度、「ベンゾジアゼピン系薬剤の投与量変更患者に対する症状評価に関するアンケート」を実施することいたしました。
 つきましては、お忙しいところ恐縮ではありますが、本アンケートの趣旨をご理解いただき、多くの御施設にご協力くださいますようよろしくお願い申し上げます。


1.本アンケート調査の概要
1)背景および目的
平成30年度診療報酬改定では、向精神薬の多剤併用状態にある患者への処方料ならびに処方箋料の見直しとともに向精神薬調整連携加算が新設されました。向精神薬調整連携加算は、向精神薬の多剤併用状態またはベンゾジアゼピン系薬剤(BZD)の長期処方状態にある患者に対し、医師と薬剤師等との連携が評価された診療報酬であり、薬剤師の参画が求められた診療報酬と言えます。また、向精神薬の多剤併用や漫然とした長期投与の適正化や適正化への薬剤師の関与が求められていると言えます。
このようなBZDの減量を行う際には、減量による精神症状の変化や副作用状況の確認を行い、処方医への情報提供を行う必要がありますが、薬剤師がBZDの投与量が変更された患者の症状等の変化を評価している実態が明らかになっていません。そこで、本アンケートではBZD投与量が変更された患者の症状等の変化を評価している薬剤師の活動実績を明らかにすることを目的と致します。
2) 予想される医学上の貢献および期待される成果
BZDの投与量が変更された患者に対する薬剤師の活動実績を明らかにするとともに、BZD投与量変更患者に対する適切なアプローチの方法について探索する基盤データになることが期待されます。本調査は、病院だけでなく薬局における薬剤師活動実績も収集することで薬剤師の職能向上に貢献できる内容と考えます。そこで、是非、貴施設周辺の保険薬局へも情報を提供していただき、多施設の情報をいただきたいと考えます。

2.研究の方法
1) 対象者
下記1または2に該当する施設に対してアンケート調査を実施します。施設の代表者1名がお答えください。
1.日本病院薬剤師会会員施設
2.日本病院薬剤師会会員施設の処方箋を応需する保険薬局

2) 調査内容
以下のインターネットサイトにアンケートの内容をアップロードし、2019年6月1か月間の業務実績についてご回答いただきます。回答期限は2019年8月31日(土)9月30日(月)までとさせていただきます。
本アンケートの回答結果を集計・解析し、ベンゾジアゼピンの投与量が変更された患者に対する薬剤師の活動実績を明らかにするとともに、ベンゾジアゼピン投与量変更患者に対する適切なアプローチの方法について模索する基盤データと致します。

3) 使用する情報
本アンケートでは入力内容の重複や信頼性の確認のために施設名や所在地をご回答いただきますが、集計後、解析を行う際に回答内容に個別の識別番号を割り当て、施設名や所在地の情報は回答から削除します。再解析のために識別番号と施設名や所在地の情報との対応表を作成し、厳重な管理のもと保管し情報が漏洩しないよう細心の注意を払います。

4) 試料・情報の保存、二次利用
この研究で入手した情報は、研究の中止または解析終了後5年間、岡山大学病院薬剤部内で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。

5) 研究計画書および個人情報の開示
アンケートの集計・解析終了後、ご希望があれば本調査研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
調査結果は回答いただいたご施設の施設名など特定可能なデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。


アンケートの回答はこちらから





※回答期限:2019年8月31日(土) 9月30日(月)



<問い合わせ・連絡先>
岡山大学病院 薬剤部 江角 悟
電話:086-235-7151(平日:10時〜17時)
ファックス:086-235-7650




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