現在、政府からは緊急事態宣言延長が示されております。この状況から、第2期の病院実習が中止と決定した地域、判断に苦慮されている地域などが出てきました。一方、「実務実習への対応に関するご連絡」が、公益社団法人日本薬学会ならびに一般社団法人薬学教育協議会より令和2年4月30日付で発出されました。これにより、今後は、新型コロナウイルス感染症の発症状況に従い実習日程や期間に変更が生じても、学生の卒業に支障がないことが明らかになりました。
日本病院薬剤師会では、病院実習に制限がかけられる場合あるいは実施不能の場合を想定し、いくつかの代替案Ver.1 を令和2年4月13日にホームページに掲載いたしました。今回は、代替案Ver.2、短縮した場合のスケジュール変更案、短縮案に応じたSBO対応表を提示いたします。地域や時期に応じて実習可能な期間が異なること予想されます。スケジュール案を参考とし、各地域の状況に応じて、実習計画を大学と相談していだければ幸いです。
なお、日本病院薬剤師会では、代表的な8疾患を題材とした、実習テキスト5月末〜6月上旬に発刊する予定です。また、複数の症例をホームページにも掲載する予定でおります。Web実習等を行う際の教材としてご活用ください。