平素より日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り御礼申し上げます。
日本病院薬剤師会学術第5小委員会では、今年度より「病院薬剤師業務のタスク・シフト/シェアの推進および病院薬剤師の労働環境改善に資する研究」について調査研究を開始しております。
この度、全国の医療機関における薬剤部門に所属している薬剤師以外の者の業務実態を把握するため、アンケート調査を行うこととなりました。
<背景および目的>
全国的に慢性的な病院薬剤師不足および偏在化が続く中、2019年4月2日に厚生労働省医薬・生活衛生局総務課長から発出された「調剤業務のあり方について」(2019年4月2日付薬生総発0402第1号)の通知にて、薬剤師の指示のもと、薬剤師以外の者に実施させることが可能な業務の基本的考え方が示されました。薬剤師業務のタスクシフトの実践は、 薬剤師の臨床業務を充実させ、 薬物療法に関するタスクシフトに繋がり、効率的で安全な薬物療法を患者に提供できると考えられます。しかし、薬剤師が最終的な責任を有する事が前提であり、組織内統制の確保ならびに法令遵守体制の整備が求められます。
そこで、学術第5小委員会では、薬剤師以外の者の業務内容の実態を明らかにし、業務上の問題点を明確化することを目的として、全国調査を企画いたしました。
ご回答につきましては、別途、 作成したアンケートにご回答をお願い申し上げます。
本アンケートは、
薬剤師不足下における業務再建を考えているご施設、あるいは今後新たな業務展開のためマンパワーの捻出を考えているご施設にも有益な情報を提供する上での礎となるものです。ご回答いただいた内容は、本委員会にて集計後、 日本病院薬剤師会雑誌や関連学会等で公開し、行政等への要望の際に使用することを予定しております。
なお、誠に勝手とは存じますが、回答期限は、
2020年12月28日を締め切りとさせていただきます。令和3年1月22日(金)まで締切を延長しました。
ご多忙中誠に恐縮ですが、本アンケート調査の趣旨をご理解頂き多数のご意見・ご協力をお願い申し上げます。
アンケート調査は、こちらから
<照会先>
学術第5小委員会
山形大学医学部附属病院 志田 敏宏
tshida@med.id.yamagata-u.ac.jp