日本病院薬剤師会学術第7小委員会は「周術期医療における薬学的介入効果を実証する調査・研究」をテーマに,令和3年度に編成されました。
令和3年9月30日に発出された厚生労働省医政局長通知『現行制度の下で実施可能な範囲におけるタスク・シフト/シェア推進について』では,職種ごとに特に推進するタスクが掲げられています。その中で,医師から薬剤師へのタスク・シフト/シェア具体例として,周術期における薬学的管理があげられ,実際に令和4年度診療報酬改定に向けての議論の中で,「周術期における薬学的管理業務」を評価する方向であり,この実装は喫緊の課題です。
一方で,我々薬剤師は,医師等負担軽減に留まらず,医療安全,薬物療法の質向上に寄与していかなければなりません。外来における薬剤師の術前評価・薬学的管理や,病棟薬剤師による周術期患者の薬学的管理介入,退院後の地域連携も大きな課題となっており包括的な薬学的管理介入が求められています。
周術期とは、手術が決定した外来から入院、麻酔・手術、術後回復、退院・社会復帰までの一連の期間のことであり、その薬学的管理にいずれの医療機関の薬剤師も携わっている現状から,業務の標準化が必要となります。そこで,日本病院薬剤師会の会員施設を対象に周術期医療における薬学的介入に関する現状を「施設基本情報」,「術前管理」,「手術室管理」「術後管理」「その他」の5部構成でお聞きし,薬剤師の周術期業務の本来あるべき姿を早急に整理,会員に提示していきたいと思います。
お忙しい中,大変恐縮ですが,下記よりワークシートをダウンロードし,ご回答を準備いただき,令和4年4月15日(土)までに同インターネットサイトに直接ご入力くださいますようお願い致します。また,アンケートは5部構成となっておりますが,「その他」は周術期管理を主に担当している薬剤師によるご回答をお願いします(他の項目は適切な担当者の方の回答で構いません)。
なお,本アンケートの結果は,適切な学会で報告するとともに,日本病院薬剤師会雑誌等にて報告させていただく予定としておりますが,施設名,個人が特定できる形での公表はいたしません。
ご協力よろしくお願い致します。
<本アンケートに関するご質問・連絡先>
医療法人鉄蕉会亀田総合病院薬剤管理部
舟越 亮寛
TEL:04-7099-1274
E-mail:
funakoshi.ryokan@kameda.jp
入力用インターネットサイト こちらをクリックして入力してください。
周術期医療における薬学的介入に関するアンケート調査