令和4年9月15日
会員 各位


一般社団法人 日本病院薬剤師会
学術委員会委員長 島田 美樹
令和4年度学術第8小委員会委員長 藤原 久登



「回復期病棟における薬剤師介入の有用性に関する調査研究」への施設登録ご協力のお願い


 平素より日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り御礼申し上げます。
 日本病院薬剤師会学術第8小委員会は「回復期病棟における薬剤師介入の有用性に関する調査研究」をテーマに令和4年に編成され、これらの調査・研究を2年計画でおこなうことになりました。
 急激に進む高齢化とともに地域医療構想の推計の中で、回復期病床への転換が推進されています。回復期病棟に入院する高齢者は、加齢による生理機能の低下、多剤併用などの影響から副作用の発現率が高まる危険性があり、リハビリテーションなどにも影響を与えます。また、急性期と慢性期での薬物治療は必ずしも一致しないため、回復期では急性期の薬物治療を見直す必要性があり、薬剤師の果たすべき役割は多岐に渡ります。一方で回復期病棟では診療報酬上、薬剤師業務の評価がなされていない現状があり、病棟への薬剤師配置が進まず、薬剤師が介入することによる有用性は十分解明されていません。今回、回復期リハビリテーション病棟を有する施設を対象に「回復期病棟における薬剤師介入の有用性に関する調査研究」を実施することといたしました。当委員会が作成したアンケートに回答して下さる施設を募集しております。
 ご協力いただける施設におかれましては、倫理審査委員会に施設名を登録させていただくため、アンケート回答前に、まずは「研究参加」の意思表示をお願いしております。研究に参加していただけるご施設は、下記「施設登録は、こちらから」より、ご入力をお願い致します。
 なお、アンケートについては2022年12月ごろに実施を予定しております。
 つきましては、大変お忙しいところ恐縮ではありますが、本調査の趣旨をご理解いただき、多くのご施設にご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
 なお、本調査は日本病院薬剤師会の倫理審査委員会の承認を得て調査を実施する予定となっておりますが、各医療機関での倫理審査(迅速審査含む)、施設長の許可など院内規定に従ってご協力ください。
 また、本調査結果は、適切な学会や日本病院薬剤師会雑誌等にて報告する予定としておりますが、施設名、個人が特定できる形での公表はいたしません。


  • 調査対象施設
    回復期リハビリテーション病棟を有する施設

  • 調査対象患者
    2022年10月1日から2022年10月31日までの期間に回復期リハビリテーション病棟から退院した脳血管障害患者および運動器疾患患者

  • 調査内容
    施設属性および患者属性(年齢、性別、疾患名、服用薬剤、副作用の有無、身長、体重、血液検査値、入院時および退院時のADL(日常生活動作)を数値化したデータ(FIM値)、入院日数(入院日、退院日)、入院中の転倒の有無、入院中のイベント(急変や死亡など)、退院先(自宅、施設等)、医療スタッフの介入内容)

  • 施設登録期限
    令和4年10月14日(金)まで

    施設登録は、こちらから


<照会先>
一般社団法人 日本病院薬剤師会
学術第8小委員会委員長 藤原 久登
h-fujihara@cmed.showa-u.ac.jp




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