令和5年2月20日
会員各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
学術委員会委員長 島田 美樹
令和4年度学術第8小委員会委員長 藤原 久登


日本病院薬剤師会会員が所属する病院を利用されている患者さま皆様へ



 平素より日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り御礼申し上げます。
 急激に進む高齢化とともに地域医療構想の推計の中で、回復期病床への転換が推進されています。回復期病棟に入院する高齢者は、加齢による生理機能の低下、多剤併用などの影響から副作用の発現率が高まる危険性があり、リハビリテーションなどにも影響を与えます。また、急性期と慢性期での薬物治療は必ずしも一致しないため、回復期では急性期の薬物治療を見直す必要性があり、薬剤師の果たすべき役割は多岐に渡ります。一方で回復期病棟では診療報酬上、薬剤師業務の評価がなされていない現状があり、病棟への薬剤師配置が進まず、薬剤師が介入することによる有用性は十分解明されていません。今回、回復期リハビリテーション病棟を有する施設を対象に「回復期病棟における薬剤師介入の有用性に関する調査研究」を実施することといたしました。
 本研究は,通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し,まとめることによって行われます。これらは疫学研究に関する国内の関連法規に従って行うものであり,日本病院薬剤師会倫理審査委員会の承認を得て行っております。また,このような研究は厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により,対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが,研究内容の情報を公開することが必要とされています。下記より、研究内容の情報公開とさせていただきますので,ご理解いただけますようお願いいたします。
 なお研究を行うにあたっては,個人情報の取り扱いに細心の注意を払い,研究以外の目的でこれらの情報を用いることはありません。また得られた結果は個人が特定できないような形で学会や論文等の手段によって広く公開する予定です。
 ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


日本病院薬剤師会HP用掲示物(オプトアウト用)


<照会先>
一般社団法人 日本病院薬剤師会
学術第8小委員会委員長 藤原 久登
h-fujihara@cmed.showa-u.ac.jp