日病薬発2023-202号
令和6年1月26日
令和6年1月26日
会員各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 武田 泰生
災害対策委員会
委員長 高山 和郎
会長 武田 泰生
災害対策委員会
委員長 高山 和郎
令和6年能登半島地震への対応について(ver1.3)
~災害ボランティア薬剤師の募集について~
令和6年1月1日(月)に発生した能登半島地震で犠牲になられた方々に対しご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。また、被災された方々へお見舞いを申し上げます。
被災地では、各医療機関が多数の負傷者・患者に対応している状況です。この状況は長期化することが予想されます。一方で、被災地の複数の医療機関や避難所巡回の医療チームでは薬剤師不足が生じております。
そこで、本会は、被災地の病院への支援や被災地以外の医療機関等への後方支援を行うために、災害ボランティア薬剤師を引き続き募集いたします。積極的に災害ボランティア薬剤師に参加して下さるようお願い申し上げます。
つきましては、災害ボランティア薬剤師にご参加いただける方は、下記要領をご確認のうえ、ご登録をお願いいたします。派遣が決定された方には本会から依頼状をメールでお送りいたします。
記
- 対象者
以下の①〜⑥のすべてを満たすことができる方
① 病院・診療所・介護保険施設に籍を有する薬剤師または過去に従事したことがある薬剤師で、本会会員もしくは過去に会員歴があること。
② 施設長及び所属長に許可が得られていること。
③ 現地での業務に耐えうる健康状態にあること。
④ 病院・診療所・介護保険施設の薬剤師として2年以上の実務経験を有すること。
⑤ 現地までの交通手段および宿泊を自分で確保できること(寝袋を準備する等)。
⑥ 現地に滞在する間の食事・水等を自分で持参できること。
⑦ 長期間活動(原則1週間程度以上)ができることが望ましい。
⑧ 普通自動車免許を有していることが望ましい。(自動車を運転して派遣先に移動していただく場合には、石川県内の移動に限りレンタカーの費用を本会から支出させていただきます。)
- 派遣先
派遣地域は石川県内です。現在、被災2か所(珠洲市、輪島市)の医療機関、金沢市内を中心とした医療機関に派遣を行っております。今後、被災者の移動に伴い1.5次避難所、2次避難所等の支援も検討しています。具体的な派遣箇所につきましては、関係機関等との調整により決定されることになりますので、予めご了承下さい。
- 派遣先での業務内容
主に病院の薬剤部門の医療支援活動や避難所等の医療ニーズにおける薬剤管理及び薬物治療管理等の支援業務を行っていただく予定です。
- 派遣期間
現在の支援先の状況、交通事情、ニーズに基づき、原則連続した5日間。ただし、支援先の状況等により、金沢市内の場合等は、短期間でも可能な場合があります。
現在、金沢市内から能登半島までの車移動に5~6時間程度の運転が必要となります。派遣期間については応募者のご希望等を踏まえた上で調整いたします。
【現在のモデル例(他の場合も、支援先の状況を踏まえ、可能な範囲で検討します)】
- 応募方法
(1) 以下のアイコンをクリックして災害ボランティア薬剤師登録名簿をダウンロードして下さい。
災害ボランティア薬剤師登録名簿
※現地のニーズに合わせ、入力様式の派遣期間を選択式に、一部変更しました。
(2) ダウンロードしたエクセル表に必要事項をご入力いただき、災害医療支援本部(honbu@jshp.or.jp)にメールをお送りください。
- 留意事項
・災害ボランティア薬剤師に登録された場合、医療支援活動に必要な保険にご加入いただきます。加入手続きは日本病院薬剤師会が代行し、保険料についても本会が負担します。
・薬剤師であることを証明できるもの(勤務先における身分証等)を必ず持参してください。
・石川県内の移動に必要なレンタカー費用、ガソリン代は本会が負担します。
・被災地の病院と日程が合わなかった場合、派遣されないことがありますので予めご了承下さい。
- 応募いただいたその後の流れ
(1) 応募いただいた方の情報を石川県の現地調整班に連絡し調整のうえ、派遣先を決定いたします。
(2) 派遣先が決まりましたら、登録された電話またはメールにて本会よりご連絡いたします。また、本会から依頼状をメールでお送りいたします。
(3) 活動にあたり原則石川県庁で事前のオリエンテーションがございます。集合場所等は事前にご連絡いたします。
(4) 医療支援活動の終了後は、オリエンテーションで依頼された方法で活動報告をお願いいたします。
<照会先>
一般社団法人 日本病院薬剤師会
災害医療支援本部
TEL 03-3406-0485
E-mail:honbu@jshp.or.jp