令和6年5月23日
会員各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 武田 泰生
組織強化推進部
部長 和泉 啓司郎
病院薬剤師確保策に関する検討特別委員会
委員長 崔 吉道


病院薬剤師確保の取組みの手引き(Ver 2.0)の公表について



 平素より、日本病院薬剤師会にご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 薬剤師の偏在は深刻な状況となり、地域によっては薬剤師の確保が極めて困難な状況が常態化しており、新しい取り組みはもとより基本的な業務の遂行が困難な施設が顕在化しており、病院薬剤師の確保が喫緊の課題です。
 本会では、各都道府県の病院薬剤師会が主体となって、都道府県薬剤師会や自治体と密に連携して、地域の実情に応じて効果的かつ持続可能な病院薬剤師の確保策を策定するための参考に資するものとして、病院薬剤師確保の取組みの手引き(Ver 1.3)を令和5年6月に公表しております。
 今般、令和6年度からの第8次医療計画に合わせ、病院薬剤師確保を着実に進めていくため、病院薬剤師確保の取組みの手引きにおいて、各都道府県の第8次医療計画の記載状況、病院薬剤師確保の協議体制、薬剤師不足地域の病院薬剤師確保事例を追記し、Ver 2.0として改訂いたしました。
 「基幹病院から地域病院への薬剤師の派遣/出向のスキーム」と「基金を用いた修学資金」とは、薬剤師偏在を解決するための車の両輪をなすもとして、地域の実情に応じて取り組みを進めることが重要です。そのため、「病院薬剤師確保の取組み(修学資金貸与等)の手引き(Ver 1.0)(令和5年6月公表)」と、合わせて活用いただければ幸いです。
 また、地域での情報を事務局にお寄せいただき改訂版の作成にご協力いただければ幸甚です。


病院薬剤師確保の取組みの手引き(ver 2.0)

病院薬剤師確保の取組み(修学資金貸与等)の手引き(Ver 1.0)