日病薬発第2024-174号
令和6年12月19日
会員各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 武田 泰生
医療DX対応検討特別委員会
委員長 舟越 亮寛


電子処方箋発行時に医療機関で表示される医薬品名および薬剤量の再確認について
(注意喚起・更なる情報提供)
(第1報)



 平素より、本会の活動にご高配をいただきまして厚く御礼申し上げます。
 表題の件について、12月10日に医療機関等向け総合ポータルサイトにて、「【厚生労働省からの重要なお知らせ】【電子処方箋】医薬品のマスタ設定等のご確認のお願い」が情報公開されました。
 12月17日には更に情報公開され、日本薬剤師会から号外で【重要な注意喚起】の提供を受けましたので、その取り扱いについてとりまとめました。
 これら注意喚起の内容は、これまでも電子処方箋モデル施設や既に稼働している施設においては既知の課題でありました。

具体的には、次の事例が報告されています。

○ 医療機関側での医薬品コードの紐づけ誤りにより、薬局システム上で処方意図とは異なる医薬品が表示される事例

○ 医療機関側のオーダリングシステムで、誤入力を防止するためなどの理由により、薬価基準単位量と異なる製剤単位量で処方された薬剤が、電子処方箋上に登録される際、もしくは薬局で電子処方箋を取得した際に、適切な薬価基準単位量に変換されずに、製剤単位量のまま表示される事例

厚生労働省のホームページで公開されている解説資料およびチェックリストを添付いたしますのでご確認ください。
また、現時点において具体的事例は非公開であるため、本会としては強く具体的事例の公開を求めてまいります。今後、具体的事例が発生した場合には、本会にご連絡頂くようお願い申し上げます。

〇 医療機関等向け総合ポータルサイト
https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0011880



別添1:厚生労働省HPで公開されている解説資料

別添2:チェックリスト(医療機関Ver1.00)

別添3:日本薬剤師会号外【重要な注意喚起】2024年12月17日発



<照会先>
一般社団法人 日本病院薬剤師会
事務局総務課
電話:03-3406-0485
E-mail:somu@jshp.or.jp