令和7年3月17日
会員各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 武田 泰生
組織強化推進部
部長 和泉 啓司郎
病院薬剤師確保策に関する検討特別委員会
委員長 崔 吉道


病院薬剤師確保の取組み(修学資金貸与等)の手引き(Ver2.0)の公表について



 平素より、日本病院薬剤師会にご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 薬剤師の偏在は深刻な状況となり、地域によっては薬剤師の確保が極めて困難な状況が常態化しており、新しい取り組みはもとより基本的な業務の遂行が困難な施設が顕在化しており、病院薬剤師の確保が喫緊の課題です。
 本会では、地域医療介護総合確保基金を用いた薬剤師修学資金貸与事業の推進について、病院薬剤師確保の取組み(修学資金貸与等)の手引き(Ver 1.0)をまとめ、令和5年6月に公表しております。
 今般、令和6年4月から第8次医療計画が開始し、医療計画作成指針には薬剤師確保が明記され、地域医療介護総合確保基金の積極的な活用として修学資金貸与も記載されています。病院薬剤師確保の取組み(修学資金貸与等)の手引きにおいて、修学資金貸与(奨学金返還支援)モデルに、「基金+その他」の追加、県の事例を追記し、Ver 2.0として改訂いたしました。
 「基金等を用いた修学資金」と「基幹病院から地域病院への薬剤師の派遣/出向のスキーム」は、薬剤師偏在を解決するための車の両輪をなすもとして、地域の実情に応じて取り組みを進めることが重要です。そのため、「病院薬剤師確保の取組みの手引き(Ver 2.0)(令和6年5月公表)」と、合わせて活用いただければ幸いです。
 また、地域での情報を事務局にお寄せいただき改訂版の作成にご協力いただければ幸甚です。


病院薬剤師確保の取組み(修学資金貸与等)の手引き(Ver 2.0)

病院薬剤師確保の取組みの手引き(ver 2.0)