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会長挨拶


就任にあたって

日本病院薬剤師会
会長 木平 健治

 平成28年に第15代日本病院薬剤師会(以下、日病薬)会長に就任させていただき、引き続き3期目の会長を務めさせていただくこととなりました。全力でその重責を果たし、日病薬の発展に尽くす所存です。

 今後、少子高齢化問題、病院の機能・規模による地域医療の再編成、地域包括ケアに代表される医療・介護の制度改革など、病院薬剤師を巡る環境は加速度的に変化し、多職種の医療連携・地域連携の重要性も増してくるものと思われます。そして「医師の働き方改革」も加わり、薬剤師に求められる役割は益々増加していくことが予想され、令和2-3年度はこれらの転換期に向けて非常に重要な期間と位置付けられます。また、「薬物療法の有効性と安全性を確保する」ことは薬剤師の使命であり、薬剤師の資質向上は重要な課題です。そのためには、生涯学習・研修や専門薬剤師制度を一層充実していく必要があります。

 これらの課題について、日病薬ではこれまで精力的に取り組んでいるところです。しかしながら、新型コロナウイルス感染症により、様々な社会活動が制限され、多くの学会や研修会が中止あるいは延期となっております。我々の活動にも多大な影響を与えており、新型コロナウイルス感染の拡大防止のため「三密」を避けるなどの対応を求められていることから、第60回臨時総会および令和2ー3年度役員選挙を書面審議としました。さらに、第61回定時総会も書面審議で対応させていただいたところです。また、ほとんどの会議をWebシステムを利用した遠隔会議に移行せざるを得ない状況となっています。現在、多くの学会が中止され、Web上あるいは誌上開催等となっていますが、都道府県病薬においてはほとんどの研修会等が中止あるいは延期となっているとうかがっています。集合型の研修会等の開催が困難となることにより、生涯研修制度や専門薬剤師制度の運用も多大な影響を受けております。Web研修会やe-ラーニングの充実が不可欠となっており、両制度の運用には何らかの対応・対策が必要になっています。

 新型コロナウイルス感染症の早期終息は期待できず、withコロナ時代に求められる生活様式の変化は、会議や研修会に留まらず、社会活動や医療のあり方、ひいては我々病院薬剤師のあり方にも予測できない影響をもつことは必至です。関連する委員会で状況を把握し、その対応策を提案できるようお願いしたいと思っています。

 都道府県病院薬剤師会と連携し会員の皆様の総力を結集することにより、想定外の様々な課題を克服し、withコロナの時代を危機ではなくむしろチャンスに変えて、病院薬剤師の発展に繋げたいものです。

 会員の皆様におかれましては、日々対応に腐心されているところと拝察致しますが、共にこの難局を乗り越えたいと思っておりますので、日病薬の活動に一層のご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。


令和2年7月1日