東京都


当センターは日本最大の小児・周産期・母性医療を専門とするナショナルセンターです。受精・妊娠から胎児期、新生児期、乳児期、学童期、思春期を経て成人期まで、ライフサイクルに生じる疾患に対応する医療と研究を、さらには女性の健康に関する研究や最新エビデンスの収集・情報提供も担っています。薬剤部では、小児薬物療法の課題(発達段階による吸収・分布・代謝・排泄の変化、用法・用量設定や小児用剤形がない薬剤も多い等)に対応し、医師と共に安全で適正な薬物治療を支えています。患児が治療に前向きに取り組めるよう、薬の必要性や治療目的を成長に合わせて説明し、安心できる環境づくりに努めています。妊娠期・授乳期の薬物療法では、ご本人やご家族が薬の影響を心配し、妊娠を諦めたり、服薬を控えたりすることがあります。私たちは薬剤情報を精査し、必要な薬物治療を継続しながら妊娠・出産・授乳を支援します。また全国の相談に応じる「妊娠と薬情報センター」での業務も担っています。専門性の向上は専門薬剤師資格取得につながり、薬剤部として推進しています。当センターが最後の砦となり、希望と笑顔を届ける医療を目指し、職員一丸となって尽力しています。

病床数:490床 診療科:28科 病棟:22看護単位

〒157-8535東京都世田谷区大蔵2-10-1
TEL:03-3416-0181

https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/medicine/

2025/12